君と恋の歌


空の声に驚いて立ち止まる。


「起きてたの?」

「……」


でも聞こえるのは規則正しい寝息だけで、寝言だったのだと気づく。


だいぶ空の家に近いところから歩いたから、あっという間に家についた。


「おじゃまします」


空のカバンから鍵を取り出して、ドアを開ける。


ここにくるのも、もう3回目だ。