似た者同士。


周りのみんなはとても明るかった。
暗めな私とつるむような子は中々いない。

結果、
私はそのままの選択が不正解だったというわけだ。
まぁ、ここまではいいんだ。
別にこれから話しかけて友達もできる可能性は沢山ある。
私はその可能性に賭けてみた。

で、賭けてからどうなったか?
友達は出来なかった。

決して接してこなかった訳では
なかったけど、やっぱりもう大体入学式に
決まってしまうものだった。
男子ならまだ友達作りには間に合えただろう。だが、私は女子だ。
もう既にいくつかのグループが作られ固まっていて、私の入る隙はなかった。

こうして私は独りになり、高校生活に自分で幕を閉じるかのように俯く日々を過ごしていく。

はずだった。