店員の押しに負けて、気付いたらお会計を終えて店の外に居た。中からはさっきの店員が、「また来て下さいねー!」とにこやかに手を振っている。
作り笑いで手を振り返して、手の中の紙袋を開ければ、欲しかったものとは明らかに違う色のシュシュ。はぁ……と脱力した。
「……また引き出しの中で永眠コース決定か……」
そう呟いた時、「あれ?真子だぁ!」という愛らしい声。顔を上げると、あたしの親友・沢口京花がニコニコと微笑んでいた。沈んでいた気持ちが、少しだけ回復する。
「京花だ!お買い物?」
「うん、丁度一人でブラブラしてたとこ。真子も一人なの?良かったらお茶しない?」
「するするー!あ、じゃあそこのカフェ入ろっか?」
「そうだね!」
三つ、四つの言葉を交わしただけで、意気投合してカフェへ。ついさっきまで落ち込んでいたけど、良いこともちゃんと用意されていた。神様ありがとう、と心で呟く。
危うくあたしの日曜日が台無しになるところだったけど、京花の登場で、事態は右肩上がりになりそうだ。心の中で、今度は京花に感謝した。
作り笑いで手を振り返して、手の中の紙袋を開ければ、欲しかったものとは明らかに違う色のシュシュ。はぁ……と脱力した。
「……また引き出しの中で永眠コース決定か……」
そう呟いた時、「あれ?真子だぁ!」という愛らしい声。顔を上げると、あたしの親友・沢口京花がニコニコと微笑んでいた。沈んでいた気持ちが、少しだけ回復する。
「京花だ!お買い物?」
「うん、丁度一人でブラブラしてたとこ。真子も一人なの?良かったらお茶しない?」
「するするー!あ、じゃあそこのカフェ入ろっか?」
「そうだね!」
三つ、四つの言葉を交わしただけで、意気投合してカフェへ。ついさっきまで落ち込んでいたけど、良いこともちゃんと用意されていた。神様ありがとう、と心で呟く。
危うくあたしの日曜日が台無しになるところだったけど、京花の登場で、事態は右肩上がりになりそうだ。心の中で、今度は京花に感謝した。