いいじゃん、俺の彼女になれば。

「…………」



まぁ、勉強は。



そんなに苦手じゃないけど……。



でも、いいのかな?



あたしなんかが、琉玖と一緒にいても。



そう思って、あたしは、唇をむにゅむにゅ動かした。



「あー、心愛ちゃんも。
教えるのめんどいとか思ってる?」



まんまるの大きな目を、ほそーく糸のようにする琉玖。