それに……。



いつもと違って、琉玖と歩く女の子はひとりだけ。



……ってことは……。



その人は……。



新しい彼女さん?



そう思ったら、足が震えた。



だって……。



あたし、別れようとも言ってもらえなかったんだもん。



そう気がついて……。



顔からサーッと血の気が引いた。