あたし、ゆるふわ王子の“彼女”にされた!?



いやいやいや。



それは、ない。



それはないと思うんだけど……。



「…………」



『いいじゃん。
俺の彼女になれば』
『はい、決定!』



……って言葉が、どうしても消えなくて。



あたしはダッシュでかけだした。



だって、めちゃくちゃ不吉な予感がしたから。