「…なで……かなで そろそろ時間です起きてください」

どこからともなく私を呼ぶ優しい声が聞こえる

私は長い間寝ていたからこの声が誰なのかも分からない

「…かなで!!そろそろ起きなさいっ!!」

「ぎゃあああ!!」

私はこの大声でベットから飛び上がり一瞬で目が覚めた

「奏仕事よ 下界へ降りて」

「はーい了解しました〜」

私は適当に返事をした

「ほらっ分かったんならさっさと行く!」

声の主は私を急かせる

「わ、分かりましたよ!すぐ行きます」

声の主を怒らせたら面倒なのは百も承知だ

「いってらっしゃい 頑張ってね」

にこりと微笑むその顔は誰もを虜にしてしまうだろう…

「行ってきます フローリー様」

そうして私は下界へ降りて行ったのだ