彼の唇は温かくて柔らかくて、この人を人間じゃない、そう思えない。
私の肩を抱いてる手だって大きくて、筋肉が引き締まっていて温かい。
本当に彼は指サックなの……?
「ほら、口を開けて梓」
考えれば考えるほど謎だけど、そんなことはどうでもいいと思えるくらいに、不思議と彼を受け入れている。
やっぱり、この人は私が大事にしている指サックだから……?
言われるがまま口を開けると、彼の舌が絡まってきた。
「ん……」
思わず漏れた声が恥ずかしいけど、彼はキスを止めないで力強く舌を絡めてくる。
なぜだかキスをされて落ち着いてきた私に、指サックの王子様は満足げな笑みを浮かべて唇を離した。
「元気出た? 梓がいつもオレを大事にしてくれる優しさを、返してみたんだけど」
「元気……出た。って思うのも変だけど」
恥ずかしさいっぱいで、彼を見上げると優しく手を取ってくれた。
「変じゃないよ。ずっと側にいるのはオレだから。ここのオフィスで、梓が一番長く身につけてるのはオレだろ?」
私の肩を抱いてる手だって大きくて、筋肉が引き締まっていて温かい。
本当に彼は指サックなの……?
「ほら、口を開けて梓」
考えれば考えるほど謎だけど、そんなことはどうでもいいと思えるくらいに、不思議と彼を受け入れている。
やっぱり、この人は私が大事にしている指サックだから……?
言われるがまま口を開けると、彼の舌が絡まってきた。
「ん……」
思わず漏れた声が恥ずかしいけど、彼はキスを止めないで力強く舌を絡めてくる。
なぜだかキスをされて落ち着いてきた私に、指サックの王子様は満足げな笑みを浮かべて唇を離した。
「元気出た? 梓がいつもオレを大事にしてくれる優しさを、返してみたんだけど」
「元気……出た。って思うのも変だけど」
恥ずかしさいっぱいで、彼を見上げると優しく手を取ってくれた。
「変じゃないよ。ずっと側にいるのはオレだから。ここのオフィスで、梓が一番長く身につけてるのはオレだろ?」

