告死天使

うっ、と答えに詰まる。

少女は、淡々と続けた。

「私には、人の命を奪う力はないの。
 生きるか死ぬかを決められるのは、
 死神と、その人自身。」

そして、夕暮れの空を見上げる。

「人の死を見届けて、
 魂を天〈そら〉に還すのが私の仕事。」