告死天使

それでも、いや、だからこそ、選手たちは全力で戦う。

わが母校は予選で敗退…毎年のことだ。

だから、TVに映るどちらを応援するともなく、俺は心の中で声援を送った。

幼馴染の一人は、特待生として寄宿舎のある高校に入った。
…3年間、結局、優勝にはたどり着けなかったが。

でも。

俺にも、そんな才能がかけらでもあったなら。

たとえ届かなくても、夢に向けて精一杯走り、手を伸ばしただろう。

漠然と、そんなことを思っていた。