告死天使

「――おじゃまします。」

何となくそう言った。
別に、家に遊びにきたわけじゃないんだけど…。

「お久しぶりです。
…すみません、わざわざ…。」

ベッドの上の彼女。
俺たちと同じようにマスクを掛けていて、顔の全部を見ることはできない。

ただ、目とか、声とかは、そんなに悪い感じでもなく。
そのことに、俺は少し安心した。