告死天使

「――ありがとうございました!」

2度目のアンコールが終わった。

一礼し、向き直ろうとする彼女。

その足元が、ふいに、揺らいだ。

――!!

思わず、俺はステージに手を伸ばした。
…ここからは届かないのに。