そしたら宮間くんはこれ以上触れてほしくないという雰囲気を察したのか小さく頷いて、
「……もうこれ以上は聞かないけど。でもやっぱり、嫌な思いをさせたことは謝るよ。ごめん」
ともう一度私に対して謝ってきた。
宮間くんって、どこまで素直なんだろう。
さっき私に“きれいな心を持ってる”って言ってくれたけど、それって宮間くんのことだよ。
私より宮間くんの方が、よっぽどきれいな心を持ってるよ。
って心の奥底で思いながらも、私は宮間くんに笑顔を向けた。
「こっちこそごめんね。一年間、よろしくね」
「……ん。よろしく」
「じゃあ、私、友達との話に戻るね」
私がそう言うと、宮間くんは背を向けて教室の後ろに行き、友達の輪の中へ入っていった。



