だって、私はそんなに素直ないい子じゃないから。 宮間くんが思ってるような、“心のきれいな子”じゃない。 りんに嫉妬ばっかりして、中学校で過ごした3年間、心の中でりんを恨んでばっかりだった。 大嫌いだ、りんなんていなくなれ。 って、何度思ったことだろう。 ……そんな私の汚い部分を、宮間くんは知らない。 だからこそ余計に、“心がきれい”だと言われて胸が痛くなった。 「……ありがとう」 私は宮間くんにそう一言だけ返すと、宮間くんの視線から逃げるように前を向いた。