私は、翔平のことが好きだったんだから。 そして、翔平の彼女となったりんは、私が翔平を好きなことを知ってたんだから。 中学を卒業して高校2年生になった今でも、私の頭の中にはあのときの翔平の言葉がぐるぐるよみがえる。 そして、私の心をいつまでも苦しめるんだ。 ……あれは、もう4年前のこと。