りんと友達になってから1週間。
中学校に入学してからは、もう2週間がたった。
まだ慣れない50分授業。
それを4時間受けて、ようやくお昼休み。
小学校は40分授業だったから、10分も長い50分授業はとっても疲れる。
でも、中学生になったんだって実感できるから、嬉しい気持ちもあったりするんだ。
きっとそんな気持ちは最初だけだろうけどね。
私たちの中学校は給食時間は自由。
だから自分の好きな人と食べることができる。
私はりんと初めて話した日からずっとりんと一緒に食べてるんだけど……
『ねぇ、愛莉ちゃんはさ、好きな人とかいるの?』
『……っ、ごほ……っ』
『え、大丈夫?のどにつまっちゃった?』
急な質問に思わずむせて、口の中に入っていたご飯を吹き出してしまいそうになった。
口を覆って顔をバッと上げると、私の目の前には給食を食べていた手を止めて、私を心配そうに見つめるりんがいた。
私はりんを見て、はは……苦笑いを返す。
“翔平への想いが当分叶いそうにないから、あんまり聞いてほしくないんだけどな”
なんて思ってる自分の心とは裏腹に、体は正直で、翔平のことを思い出して頬が真っ赤に染まっていくのが分かった。



