木下リュウ•野村セイヤ•久保タカシとは仲良くするつもりなんてなかった。教員に目をつけられていたし、私がこれまで生きた18年間とは正反対の生き方だと思ったからだ。しかし、彼らは暇さえあれば話しかけてきた。リュウ「ハルちゃん、おはよ!今日の授業だるくない?俺らと一緒にゲーセン行く?」タカシ「お前はバカか。誘うなら放課後にしろ。鷹見の邪魔するな。」セイヤ「そうだよ、リュウ。ハルちゃんの出席日数足りなくなったら困るじゃん。」と私の意思とは関係なく会話が進むことはしばしば。タカシに関しては私を名字で呼ぶからなのか、他の2人と比べあまり私に興味があるとは思えなかった。だから、遊びの誘いに乗ることはなかった。しかし、毎日のように3人組が話しかけてくるので自然と仲良くなった。徐々に学校で一緒に過ごす時間は増えていき、逆に女子から恋愛トークを聞かされることは少なくなった。ついていけない恋愛トークよりも、3人組と話している方が他愛ない話ができ楽だった。しかし、中学時代の記憶が蘇り一定以上の距離は埋まることがなかった。