屋上の重いドアを開ける。










風がビューっと吹いていて、思わず短いスカートを押さえた。









「お。藤崎 雅。やっと来たか」









なに、この上から目線。








やっと来たかって、来てやった身にもなってよ!







そんな気持ちを飲み込んで、ゆっくりと息を吐く。








「あの、あたしに何か用事ですか?」