下ネタ地獄


今日の体育は男子がラグビーで女子が水泳。外の気温は体温を軽く超えている。プールで泳ぐには最高の天気だろう。

なぜ真夏の体育にラグビーをするのかが分からない。体育教師、島田の考えていることは理解不能だ。

俺の考えでは、アイツは

夏=スポーツ

スポーツ=ラグビー

ラグビー=男

そんなとこだろう…

今、クラスの男子は真夏のグランドでラグビーボールを片手に、女子が泳いでいるプールを見つめている。

(あぁー女子と一緒に泳ぎてー)

俺は水着の女子高生のなかに水橋さんを探していた

『よーし!!お前ら!!体育始めるぞ!!』

砂漠の真ん中でヨダレを垂らしながらオアシスを凝視している男子生徒に、島田が喝をいれた。

『何で真夏にラグビーなんだよ…マジでダルいって…』生徒が不満を漏らす

「バカヤロー!!お前…夏!!スポーツ!!ラグビー!!男だー!!」

案外、俺の中では理解不能ではなかったみたいだ

「よーし!!今日はタックルの練習をする!!前に並べー!!」

そしてタックルの練習が始まる…俺たちはタックルの大切さと、姿勢の低いタックルをみっちりと仕込まれた。

(あっ…後5分で体育が終わる…やった…)

『すいませーん(笑)遅刻しましたー(笑)』

真夏の体育の授業でタックルをしている俺たちに笑いをこらえられないのか…大杉が我らラガーメンたちのもとへ笑いがら走ってくる。

『大杉ぃぃ!!!!テメェーは何回遅刻すれば気がすむんだぁ!!!!』

島田先生はお怒りです

ドンマイ大杉…

そしてさよなら…

『ぐはぁー!!!!』

大杉はタックルで吹き飛ばされましたとさ