下ネタ地獄


「逮捕されたわよ。あんた…ニュースもまともに見ないのね…」

「松岡も?」

「逮捕されたのは組長と幹部よ…。まだ未成年の松岡はこれからの裁判で決まるの。」

「そんな…捕まらないのか!?」

「心配しなくてもいいわよ。最低でも半年以上は出てこれないんだし。それに出てこれたとしても保護観察つきよ。」

「半年って…。松岡組が復活する可能性あるじゃん…」

「それはないわ。2代目、松岡 剛三郎が捕まったことによって松岡組は事実上の解散よ…」

「ふ~ん…知らないうちに勉強してたんだね。」

「あたしにとっては嫌でも染み付く知識よ。あっ!そうだ忘れてたわ…」

「何だよ…?」

「昨日の夜、アンタの友達だっていう女の子から電話が、かかって来てたのよ…」

「えっ!?誰?名前は?」

(水橋さんか!?)

「名前は思い出せないんだけど…。確か、海がどうとか言ってたわよ。」

「う、海!?」

そして俺は思い出す…

今年の夏にクラスの女の子たちと泊まりで海に行くことを…

「あ~。あたし伝言、頼まれたんだけどなぁ…んー思い出せない…」

「しっかりせぇよ!!」

「あっ思い出した!!」

(ナイスっ!!!!)

「で!!何て言ってたんだよ!?」


「明日の朝6時にサクラ駅に集合だって。」

(え…?)

(ちょっと…冷静に考えて…)


(昨日に言うことじゃないよね…)