『ヴィーンヴィーン』
携帯が机の上で振動している…
この一ヵ月間で何回か大杉から電話がかかってきていた…
この着信も、たぶん大杉からの電話だろう…
前の電話にも出なかったし…当然、今回も俺は電話に出ない…
理由は…
「………。」
いつの間にか携帯のバイブは鳴り止んでいた…
俺は、着信の相手すら確認せずに、静かに携帯の電源を切る。
そして俺がテレビの電源をつけようとした、その時、悪魔が階段を駆け上がって来たのだ…
『ダッダッダッダッダッ!!』
携帯のバイブ音よりもうっとうしい姉貴の足音…
(頼む!!俺の部屋に入って来ないでくれ!!)
『ガチャ』
「よ♪」
(うわ…最悪…無視するしかないな…)
俺は姉貴を無視するために寝たふりをする。
「引っきこもり~♪わたしっの弟っ引きこもり~♪」
「………。」
俺はキレそうになったが、それを何とか我慢して、姉貴・作曲の歌を無視した。
「おい引きこもり!!無視するなょ♪」
姉貴は俺に近付いてくる
「なんだよ…姉貴…。自分の部屋行けよ!!」
「だってアンタの部屋の方が涼しいんだもん♪」
「はぁ…。あれは?松岡組は逮捕されたの?」
俺はため息をついてから姉貴に質問した。
