「ねえ、ねえ、朱里、Sky☆runner、知ってる?麻琴くんさあ、かっこいいよね!」
───うるさい。
「耕亮くんも、クールで大人!って感じなのに笑ったらめっちゃ可愛いし!」
───ああ、もう。
「容平くんはまだ子供って感じ、抜けきれないとこがいいよねえ。でもきっと絶対かっこよくなるんだよ容平くん」
───何回も聞いたよそれ。
「ねえ、朱里?聞いてるの?」
「もう!聞いてるよ!聞いてる!それ今週何回目!?わたし何回『わたしは耕亮くんがかっこいいと思うな♡』って言わなきゃいけないの!?」
「ええー、朱里は耕亮くんかあ、朱里、絶対麻琴くん好きなのになあ」
美希は最近こればっかりだ。今、巷で噂の3人組アイドルグループ〈Sky☆runner〉
3ヶ月ほど前にデビューしたらしい。わたしも別に疎いわけではないから、一応知っている。興味が無いわけではないから、テレビも見る。でもちょっと美希がうるさくてうんざりしているだけだ。
「ねえー、もう、いつになったら麻琴くんたち学校来るのかなあ、待っても待ってもこないよお」
美希はひとりで喋らせておけば満足するタイプだから、基本無視。たまに相槌を打てばまた勝手に弾丸トークが始まるのだ。
「もう!朱里!聞いてるの!?」
「聞いてる、聞いてるよ~」
美希はSky☆runnerにハマってからこうやってずっと言い続けているのだが、どうやら3人はこの高校に通っているらしい。いや、登校していないから通っているとは言わないのかもしれない。とりあえず籍はある、みたいな?都市伝説化している節もあるけど、どうやら事実らしい。デビュー前の2人(容平くんはまだ中学生だったから誰も見ていない)を見て、覚えている子達もいるし。でもとりあえずデビューしてから見かけていないことは確かである。
もし学校に来たのなら耕亮くんと麻琴くんは同級生。正直会ってみたい気持ちはある。だって耕亮くんかっこいいし。
「今月来るとか、噂流れてるんだけどなあ~。あーあ、はやく麻琴くん拝みたい!」
「私も耕亮くん見てみたい。かっこいいもんね」
「もう!朱里何回言ったらわかるかなあ、朱里は絶対麻琴くんだよ!」
そうかなあ、あんまり、麻琴くんにはぐっとくる感じ、しないけどな。
───うるさい。
「耕亮くんも、クールで大人!って感じなのに笑ったらめっちゃ可愛いし!」
───ああ、もう。
「容平くんはまだ子供って感じ、抜けきれないとこがいいよねえ。でもきっと絶対かっこよくなるんだよ容平くん」
───何回も聞いたよそれ。
「ねえ、朱里?聞いてるの?」
「もう!聞いてるよ!聞いてる!それ今週何回目!?わたし何回『わたしは耕亮くんがかっこいいと思うな♡』って言わなきゃいけないの!?」
「ええー、朱里は耕亮くんかあ、朱里、絶対麻琴くん好きなのになあ」
美希は最近こればっかりだ。今、巷で噂の3人組アイドルグループ〈Sky☆runner〉
3ヶ月ほど前にデビューしたらしい。わたしも別に疎いわけではないから、一応知っている。興味が無いわけではないから、テレビも見る。でもちょっと美希がうるさくてうんざりしているだけだ。
「ねえー、もう、いつになったら麻琴くんたち学校来るのかなあ、待っても待ってもこないよお」
美希はひとりで喋らせておけば満足するタイプだから、基本無視。たまに相槌を打てばまた勝手に弾丸トークが始まるのだ。
「もう!朱里!聞いてるの!?」
「聞いてる、聞いてるよ~」
美希はSky☆runnerにハマってからこうやってずっと言い続けているのだが、どうやら3人はこの高校に通っているらしい。いや、登校していないから通っているとは言わないのかもしれない。とりあえず籍はある、みたいな?都市伝説化している節もあるけど、どうやら事実らしい。デビュー前の2人(容平くんはまだ中学生だったから誰も見ていない)を見て、覚えている子達もいるし。でもとりあえずデビューしてから見かけていないことは確かである。
もし学校に来たのなら耕亮くんと麻琴くんは同級生。正直会ってみたい気持ちはある。だって耕亮くんかっこいいし。
「今月来るとか、噂流れてるんだけどなあ~。あーあ、はやく麻琴くん拝みたい!」
「私も耕亮くん見てみたい。かっこいいもんね」
「もう!朱里何回言ったらわかるかなあ、朱里は絶対麻琴くんだよ!」
そうかなあ、あんまり、麻琴くんにはぐっとくる感じ、しないけどな。