いつの間にか7時を越えあたりは真っ暗
『そろそろ帰ろうか
もし明日も勉強するなら俺放課後は
図書室にいるから一緒に勉強しない?』
この数時間で神川君に少し慣れた
『え…いいの!?ありがとうございます!』
敬語は治らないけど…
『あ、暗いし送ってくよ
家どっち方面?』
『大丈夫です!一人で帰れます』
これ以上迷惑かけれないし
だが校門の下の電柱以外は明かりがない
暗いところは好きじゃないけど仕方ない
『いいよ、送ってく
最近変質者多いし女の子一人だと危ないから』
ナチュラルに誘ってくれた神川に感謝しつつ
一緒に帰ることになった
結菜は襲われちゃうって心配してたけど
全然そういうふうに見えない
雑談をしながら帰ると
数十分が数分の様に感じられる
家につきお礼を言って家に入ると
弟が
『あれ…?姉ちゃん今の人誰?
めっちゃカッコイイじゃん
彼氏とか?』
と聞いてきたが
冷やかさないでと受け流し
風呂に入りぐっすり眠った