「リミア、頼んだから」


「はい」


私は、アランから要請を受け、薬草や怪我の処置などの『救護』の授業を受け持つ事となった。


それに伴い、副団長のゼル、キラさんと共に資料作りをしていた。



「救護の授業が充実すると、助かりますよね?キラさん!!」


「あぁ、助かるな」



キラさんと共に作業が出来て、嬉しさがにじみ出ているゼル。



キラさんは、女性さながら剣の腕前は見事。

長身に、長い緋色の髪。


女性なのに、うっとりするほど、頼もしい騎士だ。