思いがけないルイの告白に、私は驚きを隠せずにいた。


「平和の象徴?私が?」


「うん、だから一刻も早く君を守れる力をつけて、迎えに行きたかったんだ」



ルイの言葉は、優しい。


ルイは、どれだけ努力したんだろう・・・



「初めて出会った時から、ずっと君を思ってたよ。リミア・・・」



いとおしげに呼ばれる、私の名前。



胸がグッと、痛くなる。



こんなに思ってくれてるのに、帰れないよ。