私は、王立騎士団の護衛を遠巻きから受けながら、城に必要な薬草を集めたりする毎日を送っていた。







・・・・

花火、もう終わっちゃうな・・・


少し物寂しく思いながら、湖から足を出す。



すると、サワッと草を掻き分ける音が聞こえ、



「・・・っ!」


身を固くしていると、森の茂みから、金髪の青年が顔を出す。



互いに目が合い、一瞬時が止まった気がした。