私は、ルイの手紙に記されたように、湖のほとりにいた。


迎えに来るって、どうゆう事なんだろう。

この場所から、出たことのない私は、何も想像が出来なかった。




しばらくすると、森の茂みから、数名の護衛官が現れる。


なんだろう?
こんな事、今までなかった。


私が戸惑っていると、漆黒の髪の男性が、紙を私に差し出す。



「ルイ国王の命により、リミア・・・貴女を城へお連れします」



私は驚きで、目を見開いた。


私を城へ・・・?


ルイ『国王』・・・?