そして、とある夜・・・


まだ満月でもない夜空に、今まで見たことがないような派手な花火が咲き乱れた。


その日は、朝からパレードでもあったのか、ラッパや太鼓など、賑やかな音が城の方から聞こえていた。



「今日は、何かの記念日かなぁ・・・?」





そして、数日後。


ルイから、手紙が届いた。



『これが、最後の手紙だよ。
明日、君を迎えにいく』



そう、短い文が記されていた。




そして、運命の日が訪れた。