どんなにルイが、私を思ってくれても、私が外の世界にいく事は、決して叶わない。


なのに、


「必ず、連れ出すから。僕を信じて・・・」


「ルイ・・・」


私は、ルイの言葉を信じて、別れをした。







それ以来、ルイが姿を見せる事はなかった。


でも、夜会の度に、ルイから手紙が届いていた。


私に、手紙なんか書いて、ルイは罰を与えられたりしないのだろうかと、心配だったけど・・・。



ルイの手紙を読むたびに、私はあたたかい気持ちに包まれていた。