「・・・」


沈黙のキラさんを、ちらりとみる。


やっぱり、カッコ悪過ぎた。


キラさんも、呆れてコメントなし・・・



「もう私が踊る事はないだろう」


「えっ?」


「ルイ様も、気がすんだようだった」


そうなのか?



「それに、私にはこんなドレスや靴は似合わない」



ふと、すくいあげたドレスからは、靴擦れで痛々しい素足がのぞいた。



俺は、すっと立ち上がり、キラさんの手をにぎる。