・・・


「キレイな月・・・」


今日は満月。

私は、一人で森の奥の湖に足を浸けながら、月が浮かぶ夜空を見上げる。


今日もきっと・・・


その時、夜空にバーンと花火が打ちあがる。


なぜかは、知らないけど、満月の日はお城の方が賑やかだ。



私は、キレイに打ちあがる花火を、いつものように一人きりで見上げていた。



この日までは・・・。