「ストレートに言い過ぎ(笑)」 そう言って王子にでこピンされてしまった。 「ありがとう!…じゃなくてごめんなさい;」 王子が触れたおでこがちょっとだけ熱い。 ちょっと触れただけなのになんでこんなにドキドキするんだろう。 「じゃあ勉強しよっか」 あたしは鞄から最も苦手科目である数学を取り出す。 「数学か。他は大丈夫?」 「他もよろしく願います!」 「了解♪」そう言って優しく微笑む王子。 こんなバカなあたしの願いを聞いてくれる優しい優しい王子。