「ねぇ…そのニンマリ顔やめてくんないかな。」



思い出し笑いしていると、美穂にキツい一言を言われてしまった。


美穂は相変わらず冷たい…
ちょっとくらいニヤけてもいいじゃん!



「先生が怪しい目でひなたのこと見てたよ?」



授業中もあたしは王子のことを考えていた。



もしかしたらあたしは恋をしているのかもしれない。



こんなに考えてしまうほどあたしは王子のこと…



「きゃーっ///」


「うるさい!」



美穂は迷惑そうな顔をしてあたしを叩いた。
でも今はそんなの気にしない。



また会いたいな…