10月21日
今日も学校の登校日で彼の部屋に仕掛けておいた監視カメラもバッチリ起動している。
彼が寝ている時も監視カメラの電源は起動しているのだがそのデータを保存して
朝そのデータを見ながら監視カメラも見る。
カメラは彼の家に10個ほどつけたが
彼は全く気がつく気配がない。
すぐバレるとすら思っていたので正直ここまでバレないとなると驚いてしまう。
そして彼の朝ご飯の様子を見るとやはり変わらない。
毎日このメニューでよくの飽きもせずに食べているので感心してしまう。
私もそろそろ朝ご飯だし 双子の妹にこの部屋を見られてしまうのも厄介なので
私はデータをとることにした。
部屋はもはや監視室とも呼べる部屋で
妹たちにみられたら必ず怪しまれるだろう。

だから私は妹たち…もちろん親にもバレないように彼を監視しなければならない。
「お姉ちゃんご飯‼︎」
片方の妹の叫ぶ声がしたからしたので私はすぐさま下に向かった。
なんか…今日はいつもとは違う観察が行えそうな予感だった。
私の勘がそういっていた。


「おはよう。」
私の家は八王子にある。
八王子にある一軒であり 奇跡とも呼べるのか彼も八王子に住んでいる。
高校は国分寺の駅を降りた近くにあり
彼もまた同じ高校である。
妹たちは八王子の普通の中学生として通っている。
「おはようお姉ちゃん。」
かたほうの妹。
さっき私を呼んだ妹は
桜。
そしてもう1人の妹は桃である。
2人は一卵性の双子のためか顔がそっくりすぎて見分けなど付かない。