僕の(わたしの)生きる世界1[完]

そんな親子を見ながら、ヘンリーはステラに言う。

「ジェイクも驚いたが、ステラとミハイル様の事が現実味が無くて申し訳ない。ステラとジェイクは、昨日の時点でお互いの正体を知ったんだね?」

「わたしは、妖精が見えます。妖精が教室に入った時点で、ジェイクが総帝様だと教えてくれました。そして、夕飯の前にジェイクにわたしの力を明かしました。」

「そして、昨夜ジェイクと一緒にミハイル様とステラさんが、私の元に来たのだ。」

ジェイクを抱き締めたまま、ポーロが答える。

ステラは、気になって聞いてみた。

「皆さん。わたしを不気味だと思いますか?」

「…い……わない…思わないよ!」

ルカが声を上げた。

意外だった。

「ステラは…あたしに友達って言ってくれた!…だ…だから…だから、不気味なんて思わない…。」

「ルカに先越された~!俺も思わない。ステラは、ジェイクと共に…。むしろステラが世界を救う重要な鍵なんだろ?思うわけがない。」

「私は、前世の魔法がない世界のお話が聞きたいです。」

眼鏡を押し上げながら、ヘンリーが言う。

モニカも頷く。