僕の(わたしの)生きる世界1[完]

「では、総帝として命令します。遠くの地にいる敵には、絶対近づかないように。帝達は、必ず来るであろう戦いの為に、鍛練すること。ヘンリーを巻き込むつもりは無かった。しかし、ヘンリーは遅からず敵の情報を得ていたでしょう。だからヘンリー、ポーロの補助をし、敵に関する情報が入った場合は整理をしてほしい。そして国王は、敵の出現と、各ギルドに未確認の敵が現れた場合は、直ぐにポーロへの通達をすることを、連絡してください。以上」

各自、了解の返事をする。


「タケル、モニカ、ルカ…。僕が総帝だと知って驚いたと思う。僕は、友人のままで居たいんだけど、ダメ?」

「何言ってんだ?ジェイクは俺の癒しだ!それに、世界が危機なんだろ?俺も出来ることは、協力するさ!」

「そうですわよ!私も、協力致します!」

タケルとモニカの言葉に、
ルカも頷く。

その様子を横で見ているステラ。

そこに、ポーロと打ち合わせを終えたヘンリーとポーロがやって来た。

「ジェイクがまさか、ポーロ様の息子で総帝とは…。この私が声を上げるとは、不覚でしたよ。」

「ヘンリー!ごめん。」

「ジェイクは、こんなにも素晴らしい友人が出来たんだな?」

ポーロが、優しい表情で言う。

「はい!約束を破ってごめんなさい。」

「いや。総帝として、判断したなら良い。大きくなったな。」

「ありがとう!ポーロ…ううん。父上!」

「な…。ジェイク…。お前。初めて父と…お~!」

ポーロがジェイクに抱きつく光景に、帝達が珍しいものを見たと、その後暫く話題のネタにされ続ける事となる。