僕の(わたしの)生きる世界1[完]

《ポーロ…。約束を破ります。僕は、もう大丈夫。》

皆の頭に総帝からの念話が届く。

「僕??」

「総帝様は、男性でしたのね?」

皆が、そう思い思い口にする。

「総帝様…。まさか…。」

ポーロは、ジェイクがやろうとしている事が分かった。

「ポーロ、大丈夫ですよ?」

ミハイルの言葉にポーロは、観念した。

「分かった。好きにすると良いでしょう。」

ジェイクは、その言葉を聞くと。

「良かった。無理矢理約束を破る事にならなくて…。」

そう言って幻影の魔法を解いた。

ゆっくりと、仮面を外すと、そこにはジェイクの笑顔があった。

「「「ジェイク!!?」」」

タケルとモニカと冷静さを忘れたヘンリーが叫んだ。


「何と!ポーロの息子殿ではないか!?」

国王も、驚いた。

「皆さん、長い間正体を隠していて、ごめんなさい。ミハイルとステラが、正体を明かすのに、この世界で戦いにおいて、頂点である僕だけが明かさないのは、不公平だと思ったんです。僕は、10才の頃とは違います。」


総帝の活躍を側で見ていた帝達が、互いに視線を交わす。

「あぁ 総帝様は、あなた以外に居ない。それは、ワシ等、帝達が分かっておる。」

「ありがとうございます!」

一通り、ざわめきが収まると、ジェイクは話し出した。