僕の(わたしの)生きる世界1[完]

~帝の会議室~

そこには、早々に帝達が集まっていた。

総帝が自ら集合をかけたのは、初めての事で、皆早くに任務を終わらせ集まったのだ。

「全く、何事なのかしら?」

雷帝のベルニカが、イライラした感じで言う。

「更年期か?」

蒼帝のスコットが突っ込む。

「あら あなた!わたくしの雷を受けたいのかしら?」

「そんな物は相殺してやるさ」

この二人は、扱える属性が同じな為かいつもこんな感じになるのだ。

「まぁまぁ 二人共~!」

二人をなだめるのは、焔帝のマイクだった。

「ハイハーイ!爺は何も知らないのぉ?」

帝の中で一番若く元気なのが、風帝のモアだ。

「知らんのぅ」

白い髭が特徴で、年齢と共に培った知識は、総帝が現れるまでは、冥帝の闇属性は最強だった。

現陸帝のジョーは、寡黙で滅多に話すことは無いが、ポーロの後をしっかり受け継いでいた。

その部屋に最初にやって来たのは、ポーロとヘンリーだった。

「あら ポーロ~。やっとお出ましね?あら?ポッサム家のヘンリーさんじゃない。」

ベルニカが言うと、モアも本当だぁ!と声をあげる。

ヘンリーは、ポッサム領土内の依頼で帝達とは何度か会ったことがあるが、全員揃っているとなると、やはり少しばかり圧倒された。

だがヘンリーは、それを出すことなく、挨拶をする。

ポーロは、席へと案内する。


「ポーロよ 何故ポッサム家の者がおるのじゃ?」

爺はそう問う。

同時に、部屋に入って来たのは、国王とタケルだった。