僕の(わたしの)生きる世界1[完]

~特殊部隊チーム本部 客間~

落ち着いたシックな部屋。

ヘンリーは、ここにいた。

特殊部隊チームの本部には、過去に一度だけ訪れた事がある。

今回は、ヘンリーの父から行けと言われただけで、ヘンリーの情報をもってしても、用件は検討がつかなかった。

部屋がノックされる。

ヘンリーは、立ち上がる。

部屋に入って来たのは、元陸帝であり、現時点で特殊部隊チームを回していて、この人物が居なくなったら、特殊部隊チームは混乱に陥る。

とまで言われている、ポーロだった。

「ようこそ。ヘンリー・ポッサム殿。お呼び立てして、申し訳ない。」

「いえ ポーロ様にお会いでき、光栄です。」

「座って、楽にして欲しい。」

二人は、椅子に座る。

「早速なんですが、ヘンリー殿にはこのあとに開催される、帝の会議に出席して欲しい。」

いつも冷静なヘンリーが一瞬、ぶれた。

「流石、ポッサム家の次期領主ですね。一瞬のブレはあったが、見た目の冷静さは、変わらない。あなたの情報収集の能力は、優秀だとお聞きします。」

「ありがとうございます。ポーロ様には敵いませんが。」

「ヘンリー殿のお力が必要なんです。会議に出席をお願いします。」

ヘンリーにとって、帝の会議に出られるチャンスは、一生に1度であろうと思った。

断る理由はなかった。

そして、ポーロと共に会議室へ向かった。