僕の(わたしの)生きる世界1[完]

~国王の部屋~

赤と金をあしらった、豪華な内装と上品な白い家具は、母の趣味である。

「父上 戻りました。お久しぶりです。」

「あぁ タケル、急にすまなかった。」

「何です?」

「総帝殿が緊急の話があるとやらで、会議があるのだが、私も実は、その内容を聞いていないのだ。」

「帝の会議ですか?俺には、何も権限が無いので関係が無いでしょう?」

「それが、ポーロがお前も必ず呼ぶように、と言うんだ…。悪いが一緒に出てもらうぞ?着替えてくれ」

タケルは、渋々王族の服に着替える。

王族の服を着るのは、何年ぶりであろうか。