僕の(わたしの)生きる世界1[完]

ジェイクは、自ら総帝として動いた。

「ミハイル様に、質問があります。」

「何でしょう?」

「簡潔にお聞きします。ミハイル様の存在を国王や帝達に明かしても?」

「どういう事です?」

「本来ならば僕の言葉は絶対です。しかし、帝達も世界を守りたいと言う思いがあります。そんな帝達に万が一の可能性があっては、僕自身が許せない。だから、出来るだけ、悪いことが起きないように、潰しておきたいのです。帝達が、勝手にこちらから、敵に近づかないように…。」

ミハイルは、暫し沈黙した。

「分かりました。問題ない。」

「ありがとうございます。今回の件、この世界の危機であれば、即刻報告をせねばなりません。が、僕は学生です。そこで、明日の夜に、国王や帝達に報告をします。その際に同席をお願いします。ステラが僕と行動を共にするなら、ステラの件も伝えます。良いですね?」

ミハイルとステラが頷く。

ジェイクは、国王と帝に念話した。

《遅くにすまない。明日の夜の刻に、重要な帝会議を開催する。突然で申し訳ないが、必ずや出席してほしい。》

《御意》
《明日か…了解》
《分かりました。》
《はい かしこまりました。》
《なになに??了解でーす!》
《急にな~に?仕方ないわね》


と、それぞれ帝から返事がきた。

《総帝殿 何かあったのですか?》

国王から返事が来た。

ジェイクは、一瞬タケルの顔が浮かんだが、それも一瞬で直ぐに返事をする。

《はい ガーナレス国…。いえ この世界に関わることです。詳細は明日、皆の前でお伝えします。》

《そうですか。分かりました。》

そして、ミハイルは言う。

「では、もう今宵は遅い、生徒は寝る時間です。」

ステラとジェイクは、顔を見合わせ笑った。

そして、ポーロにおやすみの挨拶をすると、学園の自分の部屋へと戻っていった。

ミハイルは、ポーロに言う。

「敵は強大です。ジェイクも危険な目に遭わせてしまうかもしれまん。」

「はい あの子は、止めても行くでしょう。わたしは、ミハイル様に感謝しています。ジェイクがあんな風に笑うのを見たことがありません。」

「そうですか。では、結界は外しました。私も失礼します。」


ミハイルは、どこかに転移した。

残ったポーロは、この出来事をどう記録に残すか考え、頭を悩ませた。