僕の(わたしの)生きる世界1[完]

「ドラゴンは、遠く離れた場所で、やられたんです。そいつには気を付けろって。総帝でも敵わないだろうって…。」

ポーロは、資料を探るが、そんな報告は来ていなかった。

「どういう事です?」

ステラは、ドラゴンとの出会いから、今回ジェイクと一緒に行き、ドラゴンに何をして、何を話したのかを話した。

そして、直ぐに言えなかった理由も。

ミハイルは、ポーロに言う。

「遠くの地に居る者は、まだその場からは、動けない。とだけ言っておきます。」

「それなら、今のうちに!帝達も全員で!」

ポーロもジェイクも、直ぐに行かなくては!

と言うのを、ミハイルは止めた。


「止めた方がいい。私が言っているのは、ドラゴンに攻撃を加えた者ではない、別の存在を言っています。」

ステラを含めた全員が、黙りこんだ。

ポーロが聞く。

「別の存在ですか?」

「ドラゴンに攻撃を加えた者は、その存在を守っているのでしょう。守っている者も一体だけでは、無いようです。」

「その、守っている者を倒すことは?」

「ジェイクだけでは、無理でしょう。帝達を投入しても、誰かが犠牲になるだけです。あの者達は、天界でも魔界の者でもない。神が作った訳ではない、別の者達です。私の推定では、守っている者達の魔力値は、最低でも5000~6000と考えています。」

ステラは、内心で佐々木 海斗に戻っていた。

オイオイ…。平凡から抜け出すって…。

これは、抜け出し過ぎだ! と。

そして、ステラはとても嫌な予感がしていた。

「ミハイル様には、お考えが?」

「はい、私はステラの指導者です。神に支えし私が戦うことは、大きな影響を生み出し、この世界を壊しかねません。ですから、この世界での戦いにおいては、禁じられています。そこで、私は一刻も早く、ステラの魔力値の向上と、魔力のコントロール、戦いを覚えて欲しいのです。」


ステラは、ほら!来た!

と思った。

もちろん、そんなことはミハイルには筒抜けだったのだが。