僕の(わたしの)生きる世界1[完]

「ここにいるステラは、魔法も魔力もない世界で生まれ生き、事故により、他の命を助けて自らの命が犠牲となりました。そして、そんなステラの魂を見つけた神は、ステラをこの世界に転生させました。ステラには、前世の記憶があります。」

「なんと!?」

初めて聞くポーロは驚いた。

ステラは気付いた。

「もしかして…。その神様になった、初代の総帝様って…。あの女神様?」

「はい。そうです。ステラが転生する前に、佐々木 海斗の時に天界で会ったのが、この世界の初代の総帝です。」


ポーロは、驚きすぎて言葉を無くした。


「ステラ?神は、あなたに何を言いましたか?」

「善と努力と真の心を忘れないように…。とか、普通の世界から抜け出してみないかとか…。あ 救ってほしい世界があると」

「そうです。この世界は、あのお方が愛した世界です。さぁ ジェイク?先ほど、ステラの魔力値が知りたいと言いましたね?」

ジェイクは、頷く。

「ステラの魔力値は…。ちょうど良い。ここは特殊部隊チームの本部です。ポーロありますよね?」

ポーロは、測定器を出した。

「さぁ 先ほどの治癒の分の魔力は、結界と共に、聖の力も加えたので、回復しているはずですよ?」

ステラは魔力を流す。

魔力値・・・4014

「え?…。」

ジェイクもポーロもポカーンとしていた。

「ステラは、7属性が使えます。そして、高い魔力値と、聖属性を持ったステラだから、妖精が見え、妖精やドラゴンと言った者達と念話ができる。」

それを黙って聞いていたジェイクは、深呼吸をすると言った。


「そこまでの能力が有るなら、僕じゃなく、総帝はステラがならなきゃダメだよ。僕は、総帝の地位を」

そう言うジェイクに、ミハイルは待ったをかける。

「ジェイク 言ったはずです。ステラは戦いを知らない。魔法もまだまだ未熟だと。」

ドラゴンを癒したような、無茶な使い方は、確かに不味い。

ジェイクは、納得する。

「そして、ステラ?ステラは、何かを隠していないですか?」

ステラは、何のことだろう?と考えた。

「ドラゴンから何か、情報を貰ったはずです。」

ミハイルの言葉に思い出す。