僕の(わたしの)生きる世界1[完]

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ジェイクは、ドラゴンに近づく。


小さいドラゴンが威嚇の攻撃をしてきた。

ジェイクの手には、光輝き、青い炎に包まれた剣が握られている。

それを見たステラは、叫ぶ。

「総帝様!!ダメ!!ドラゴンは、魔物じゃないのよ!?」

ジェイクは、殺気を抑えてステラに念話する。


《ーっ!ステラ?そうだけど、下位のドラゴンの魔力値は2000~3000…。このままだと、人に危険が及んじゃう!危ないから、ステラは下がってて?》

「ダメです。」

ステラは、ローブのフードを外しドラゴンに近づく。

ジェイクが制止しようとする。

ステラは、ドラゴンに話しかけた。

「お久しぶり?大きくなったわね?覚えてるかしら?洞窟で迷子になった時のこと。」

ステラの顔を見たドラゴンの親子が、威嚇を止める。

《あぁ あの時の不思議な人の娘じゃないかい》

「酷い怪我ね…。」

母親のドラゴンの脇腹には、何かに攻撃を受けた傷があった。

《この子の為に、人の居ない安全な場所を求めて、ここから遠くの地まで行ったのだけど、そこで恐い奴が居てね…。何とか逃げてきたんだよ。昔には、あんな奴居なかったんだけどねぇ。》

「待ってね。直ぐに治すから。」

ドラゴンが大人しくなり、ドラゴンと会話をするステラに驚くジェイク…。

驚かれるばかりだった自分が、驚く側になったのが、何だか新鮮だった。

《ドラゴンは何て?僕が治癒するよ》

ステラは一瞬悩んだ。

ドラゴンが言ったことを伝えるのは、また後にしようと。

今、言ってしまったら、ジェイクは直ぐに行ってしまうだろう。

妖精達は、危険だと言っていた。