僕の(わたしの)生きる世界1[完]

ジェイクは、どのくらいの時間がたったのだろうか。

ふと 視界に入ったのは、薄いピンクの髪色の、美しい少女だった。

少女は、他の生徒二人と何やら話をしているようだが、自分にもあのくらいの社交性が無いといけないなと、思ったのであった。

「ここ!いいかい?」

ジェイクに突然話しかけてきたのは、漆黒の髪色の、人懐こそうな感じの少年。


「あ…。あぁ」

「初めまして!俺、タケル!よろしく」

「僕は、ジェイク…。」


「ジェイクは魔力値いくつだった?俺653だった。特殊部隊チームは1000以上必要だから、まだまだだよなぁ」


「特殊部隊チームに、入りたいの?」


「まぁね!」

その時、測定の列がざわめきだした。

何があった?

その疑問は、すぐに解消される。

「ジェイク。聞いたか?700以上だってよ…。俺も頑張らないと!」


そして、測定が終わり、入学式が終わると教室へと向かう。

その中には、あの美しい少女もいた。