僕の(わたしの)生きる世界1[完]

同じ時をして、ここにジェイクもいた。

ポーロに決まりだから、と入学させられた。

ジェイク自身は、勉学も魔法も完璧であったが、ポーロの父親の役目としての気遣いであろう。

ジェイクもやはり、指輪とピアスで魔力を軽減させていた。

だが、その物自体は、闇属性の魔法で見えないようにしてある。


早めに並んだからか、直ぐに順番が来た。

測定器を握ると魔力を流す。

魔力値・・・636

実際の魔力値は2500を越えていたが。指輪とピアスでここまで抑えた。

(うん こんなもんだよね)

そう思うと、金色のバッチを受け取り、クラスの列へと向かった。


その後も、続々と生徒がそれぞれ言われたクラスに向かう。


ジェイクの後にも、貴族らしい生徒がAクラスに何人か並ぶ。

同年代と触れ合う機会が無かったジェイクは、同級生とどう交流してよいのか、分からなかった。