「なかなか面白い。」


え…? 誰…?

そこには、腰まで届くブロンドの髪の男がいた。

「何者…?キーリ家の敷地に勝手に入ると、怒られるわよ?」

「ほぉ 私に怒るか…。今の名はステラか。」

「ちょっ…この手をどかしなさい!」

ステラは、男の手をどかそうと、男の腕を掴む。

「我が名は、ミハイル。我が名の元に、ステラの魂よ、目覚めなさい。」

「ちょ…ヤダ…何なの!?」

ミハイルの手から眩い光が広がる。

光が収まると、ステラは力が抜けたように、地面にしゃがみこむ。