光の粒が出せるようになったのは、
妖精達の感情が昂ったときに、妖精が光るのを見たときだった。


ステラも、あんな光が出せないか?
と、思った時だった。

そして、その光が出せたとき、嬉しくて紙吹雪のように投げると、妖精達が光に吸い寄せられるように、飛び回った。

妖精達は言った。



この光は特別なモノだから、簡単に出してはいけないと。

それからは、妖精達が助けてくれた時だけ、お礼として、出していた。

ステラが、そろそろ家に戻ろうかと樹木から飛び降りた時。


着地と共に、ステラの額には手が添えられていた。