僕の(わたしの)生きる世界1[完]

ステラとミハイルは、マッカニーの街や村があるジャングルより、更に北西を進み、山々を越えた先の地にいた。

そこは、ただただ大地が広がっていた。
土と石が転がっている、広大な大地。

ステラ達の後ろには、赤土が見えている山があった。

大地の奥には、街を襲った敵の姿があり、その向こうに紫色の空間が歪んだようなものが見える。


何も言わずに残してきた皆に、念話を入れたステラがミハイルに言った。

「あそこが敵の本拠地?」

「そうです。あの中は、どうやらこの世界とは違う世界のようです。あの中なら、私も戦えます。ステラは私から離れないでください。」

ステラが杖に魔力を込めて、振るうと敵が消滅した。

二人は、敵が消滅した大地を進み、一気に紫色の空間へ飛び込んだ。

ミハイルは、翼を出し本来の姿へと戻ると、抑えていた魔力値を解放した。

『何者だい?ここに進入して来るとは?』

『あんのおっ方の邪魔はさせん。』


二人共にショートヘアーで、赤い髪と青い髪。
格好はそれぞれの髪の色に合わせたかのような、赤と黒、青と黒のタイツのような物を着ていて、赤い方はその上に黒いベストとスカート。青い方は黒いベストと短パンを着ていた。

一体、これは何の仮装大賞なんだ?

ステラが一瞬爆笑しそうになったのを、
あわてて飲み込む。

「あなたたちを阻止しに来た。」

『邪魔はさせん。』

青い方がステラに、青い光る玉を発射した。