ミハイルは、ステラをベッドに降ろすと、薄いピンクの髪を撫でた。

え…///…何これ?

「各界の王と契約したのです、魔力を一気に放出する危険は、ジェイクを見て知っている筈です。」

ミハイルは、ステラに聖属性の魔法をかける。

その光はとても優しく、温かかった。

ミハイルは、ステラにこれ以上無理をしないで欲しいと、心の中で思っていた。

しかし、当然言える筈はない。
神は、ステラの覚醒を期待している。

覚醒せず、ステラが敵に殺られれば、この世界に未来はない。

その時には、ミハイル自身も戦う覚悟も出来ている。

「ステラ?次の休日に、付いてきて欲しい場所があります。」

「何処に?」

「それは、楽しみにして下さい。今日は、もう休んだ方が良い。」

そしてミハイルは、転移していった。